じはんき

最近娘が自動販売機なるものに気付いてしまった。
どこで知ったのか、自動販売機を見つけると「じはんき」と略称で呼ぶ。そしてそこにお金を入れてボタンを押すとジュースが出てくるというのもわかっている。テレビで知ったのか、この町中に立っている無機質な物体について興味を示すようになってしまった。外遊びすると大体「じはんき、ジュース」と言われるようになってしまった。しかもきっちりフルーツ系の甘いジュースまでデザインからわかっている。


学生時代お金がなくて、大学構内の普通よりも安い自販機でも手が出なかった身としては、外遊びで毎回ジュースというのは相当な贅沢だ。しかもそんな贅沢を幼児がするなんて。そもそも外遊びの時は水筒にお茶入れているから水分の心配はないんだけどね。まあ子どもからしたらそういう問題ではなく、自販機でがちゃがちゃやってジュース飲みたいんだろうねえ。


娘と外遊びで歩いていると、自販機を見つける度にビクッとしてしまう。ここでねだられるのか、どうやってしのごうか。まるで娘の掌の上で踊らされているようだ。お父さんだってお金無限にあったら毎回自販機で飲んだことない、もしくは好きな飲み物好きなだけ買いたいよ!!!