『カナダ金貨の謎』を読んだ

国名シリーズ最新刊。前作のインド倶楽部の謎が出るまでは長かったけど、これはインド倶楽部が出てから一年と短いスパンで出てきた。
今作は中編と短編が交互に並べられている。トリック知るとそれはちょっとなあ、というものもある。表題作のカナダ金貨の謎は現場からカナダ金貨だけが盗られたから逆算して作った真相でしょと思った。それ故に火村ではない普通の人はノーヒントで全貌を当てるのは無理かなと思った。それでも中編も短編もうまく最後に驚きを入れようとしている。


あとがきだとまだ国名シリーズは続ける予定みたいなので、なんだかんだでまた次も読んでみたい。


カナダ金貨の謎 (講談社ノベルス)

カナダ金貨の謎 (講談社ノベルス)