いくつになっても自分を無条件で包んでくれるのがふるさと

4日までいるつもりだったけど、GW後半の天気が荒れる予報だったのと、娘が普段と違う環境でツメツメだったのでぐずりやすくなったことから本日で帰省終了することにした。前倒しになったことでじいじとばあばは悲しんでいた。ごめんね。でも俺はふるさとが好きだから必ずまた帰ってくるから。と、言ってもじいじとばあばは俺じゃなく孫だけが気になるんだろうな。


真夜中に出るのは寒いし親にも申し訳ないということで、朝食食べてゆっくりと8時に実家を後にした。
実家の庭の、そして近所の、ちょっと離れた道路の、湿っぽい草の匂いが混ざった空気が大好きで、高速に乗るまでずっとシールドを下げずに走った。進学でふるさとを離れるまでは特に意識しなったこの匂いが、今となっては一番好きな匂いになった。いくらお金を出しても買えないこの匂い。
そういえば、帰省初日近所の森の桜で興奮したけど、よく考えたら子どもの頃から当たり前のように見てきたんだよな。でも子どもの頃は桜が一面に咲いているということに価値を感じず、ただひたすら自転車でいくら速く走れることしか考えていなかった。桜なんて意識していなかった。
それが、今はとてつもなくもったいなく感じるし、そんな環境で育ったことに非常にありがたさを感じる。ふるさとは、いくつになっても、自分を無条件で包んでくれる。


高速に乗ってからはTRACERがひたすら快調で、渋滞も特になく予定通りに走ることができた。それにしてもTRACER速い、気持ちいい。「意のままに」という当初のコンセプトを実感できる。


順調に走って2時半に帰宅。帰宅できて安心したような、寂しいような。そんなことを具体的に考える前に妻と娘が新幹線で最寄り駅まで来たので迎えに行った。家族全員無事帰省終了。