スパルタンXはまだ鳴っている

久しぶりに過去の全日本プロレスの試合を見た。98年12月5日。三沢は六人タッグで、小橋と秋山はメインの世界最強タッグ勝戦でベイダー、ハンセンと戦っていた。
見ていると、現代でもまだ三沢が生きているような錯覚に陥った。


高山が帝王になる前の黒髪で元気で、デンジャラスKの川田がいて、田上も小橋も現役で、垣原が病に倒れていなくて、ベイダーも健在で、そして三沢がリングに立っている。


なんだかノスタルジックな、でもまるで2018年にこの試合を見たような気持ちになった。三沢がいたらな、というよりは、三沢はいるんだ、という不思議な気持ちになった。
くせーけど、くせー言い方だけど、きっとまだ心の中では現役の三沢が戦い続けている。この興行を見てそう思った。そして心の中から熱く励ましてもらった。


スパルタンXはまだ鳴っている。好きなんだよなぁ、スパルタンXも三沢も。