挑戦するということ

先週3日バイク三昧の日々を過ごして思ったのは、やっぱりバイクっていいなあと思った。事故や怪我のリスクは乗らない人生より遥かに増えたと思うけど、それでも一度の人生遅咲きながらバイクに乗る人生を選択してよかったなあと思う。


よかったなあだけじゃなく感じたこともある。それはベタだけどツーリングって挑戦だなと思った。
「知らない場所に行く」「新しいことをやる」という経験ができるのがすごく新鮮だし、すごく怖いし、すごく楽しい。


繁華街や観光スポットといった有名どころではない場所に、電車やバスといった乗せられるものではなく自ら運転して行くこと、車と違って積載に限りがあるので何を持っていくか考えること、そして初めての道を風を感じながら走ること―――全てが自分で決めないといけないことで、自分で挑戦しないといけないこと。
ネットを始めとしたすぐに情報が入る時代だから、疑似体験や情報収集はすぐにできて、「新しいことをやる」ということに対する新鮮味や意欲は薄れてきているようにも思えるし、現代ではそれをやる必要性があまり重要ではなくなってきているのかもしれない。
でも、でも、経験した身としてはやっぱり知らない場所に行って新しい景色を見るのは感動するし、新しいことに挑戦するのは面白い。もちろん面白いことばかりではない。現に今回も行き止まりのところに行ってしまい、バイクはバックギアがないので必死に手動で切り替えしてなんとか戻ったということもした。


新しいことをやること、そしてそれをやることで直面するうまくいかないこと、どちらも自分にとってすごい良い経験になる。はっきりいってやらなくても自分の普段の生活で困ることはない。でもやれば自分の生活が少し潤う。


タイヤが2つしか付いていなくて自立できない乗り物に乗って、風を感じながら知らない場所に行き、見たことのない景色を見る。これがもう最高なのよ。