永遠に讃えよう、二人の勇気の作品を。

今月号の『ゴング』は猪木・アリ戦特集。そう、今年は猪木vsアリの試合から40年。それを記念して、試合が行われた6月26日は「世界格闘技の日」と制定された。
そのため、6月の今号は猪木・アリが表紙で、特集も猪木・アリ。今のプロレス界の出来事、試合結果を中心に構成してきたゴングでは異例だ。どちらかというとGスピリッツっぽい。
猪木がこれだけアリ戦について今長々とインタビューで語るのは珍しい。そして過激な仕掛け人こと新間寿が40年経った今だから言える真実を語っている。余談だけど新間さん危険物取扱者免許持っていたのか。


表紙の「永遠に讃えよう、二人の勇気の作品を。」というコピーが美しい。
私が生まれる前の試合で、当時のことは映像と本でしかわかっていないけど、雁字搦めのルール、その後のお金の話、そして二人の友情と、40年経ったからこう評価され、二人がこうなれるんだなと思う。
あれは二人のプライドを賭けた真剣な勝負であり、そして勇気の作品だったのだと思う。「燃えろ! 新日本プロレス」のエクストラ版をもう一度見てみよう。二人の勇気の作品を鑑賞する。

ゴング 14号 (Town Mook)

ゴング 14号 (Town Mook)