『ぼっち村』を読んだ

売れない漫画家が田舎で村を作る。編集部が環境を用意してくれるなんてことはなく、家探し、畑作りから始める。村長の市橋さんは農業経験ゼロ。
「田舎で農業して暮らしたいなあ」とちょっとでも思った人にはぜひ読んでもらいたい一冊。私もそう。マンガで一週間を見開き2ページで描いているので楽しさも大変さもさっと読める。さっと読めるとはいえ画は結構緻密だし内容もしっかり農業やっているので読み応えはある。


田舎特有の外部を受け入れない閉鎖的なところだったり、逆に外の者に親切に触れ合う部分だったり、田舎で暮らすことはどういうことなのかがよくわかる。そして面白い。畑一つ作るのにも様々なドラマと笑い、辛さがある。
売れていないようで(失礼)、町の店舗ではなかなか見かけないけど、見かけたら買って読む価値あり。

ぼっち村

ぼっち村