初体験

闘凶に来て初めて、と、いうより生まれて初めて痴漢にあった。いや、女性からだから痴女か。
運動に行こうと電車に乗ったらだいぶ車内が混んでいた。まあ帰宅時間だしこんなもんかと満員電車を我慢していたが、途中から


さわ・・・ さわ・・・


とツーケーに手のようなものが。ん?混んでいるからたまたまかな?と思ったら、明らかに手、それもツーケーに的確に。
男が間違って俺を触ったのかよ〜と気持ち悪っと思って満員の中軽く後ろを向こうと首を横に曲げたら女性の輪郭が。


ざわ・・・ ざわ・・・


と背中がゾクゾクしてきた。さらに「うふふっ」と小さい笑い声が背後から。


ざわ・・・ ざわ・・・


これ満員でたまたま手が当たったんじゃなく確実にツーケー触りに来ている。ぞわぞわっとした。
よく「痴漢されたら手を払いのければいい・声をあげればいい」という意見を聞くが、実際にされてみると、とてもそんなことできない。誰かわからない人にツーケー触られたら恐怖で手は出せないし声も出せない。まさにされるがまま。男性でこれなんだから女性なんかとても声をあげられないだろう。痴女物の保健のビデオがあるが、あんなの無理だ。とてもじゃないが実際のシチュエーションで興奮することはない。


結論


闘凶には痴女がいる。


オラとーきょーがこええだ。


その後痴女は下車したようでお触りは途中からなくなり、なんとか運動しに行けた。雨で寒い中汗だくだく体バッキバキになり心身ともに充実。
帰宅して洗濯と風呂。湯船に運動と一週間の疲れを溶かし、洗濯物を干して準備万端。風呂上がりにビールを喉に流し込み一気に全身潤す。きーもちいーーーとハイジが干し草に飛び込んだ時のようなセリフと気持ちに。
運動には肉、ということで肉をかっ食らう。最近の円高でパースーが円高還元セールをやっていてラリアの牛肉が安くなっていた。う〜ん、お得。でも円高のままじゃ国内企業としてまずいよなあ、とちょっと思ってしまった。まあ、そんなことは今はどうでもいい。冷たいビールを飲んであつあつお肉をハフハフできればそれでいい。それが今の最高の幸せ。
結局グダグダと4時くらいまで飲み続けていてしまった。筋肉痛が来たかな?と思った頃に就寝。
痴女は怖かったけど運動に食事と最高に幸せだった。通常の日常が異常に幸せ。